2021年8月21日 (仮訳)管孔状の子実層托を有するHyphodermella属1新種 Zhao, C-L., Ren, G-J. & Wu, F. 2017. A new species of Hyphodermella (Polyporales, Basidiomycota) with a poroid hymenophore. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1340354017300670 [Accessed August 21, 2021] 【R3-08708】2021/8/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省で採集された菌を検討し、Hyphodermella poroidesとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で孔口面がクリーム色~橙色であり、担子胞子が無色広楕円形平滑薄壁、1菌糸型で生殖菌糸に単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本属の追加により、Hyphodermella属の概念に孔口状の子実層托という形質を加えて拡張した。 中国海南省昌江黎族自治県覇王嶺国家森林公園 (新種) Hyphodermella poroides Y.C. Dai & C.L. Zhao 語源…孔口状の(子実層面の形状から) 【よく似た種との区別】 Hyphodermella brunneocontexta 本種と異なり子実層托が孔口状ではなく歯牙状 本種と異なり子実体形成菌糸層が褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい Hyphodermella corrugata(ケコメバタケ) ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が孔口状ではなく”grandinioid”である 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hyphodermella maunakeaensis 本種と異なり子実層托が孔口状ではなく針状 本種より担子胞子のサイズが大きい Hyphodermella ochracea 本種と異なり子実層托が孔口状ではなく歯牙状 本種と異なり子実体形成菌糸層が黄褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい Hyphodermella rosae ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が孔口状ではなく歯牙状 本種と異なり子実体形成菌糸層が乾燥時クリーム色~褐色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される